
全国高校野球選手権・広島大会決勝
三次==000000000=0
高陽東=00110300×=5
三:渡辺、東、行田、永川−木屋
高:安部−財満
43年ぶりに決勝まで勝ち上がり、県北勢初の甲子園を目指した三次高校でしたが、0−5で高陽東に敗れ、高陽東が9年ぶり2度目の甲子園出場となりました。
点差は5点差ですが、それ以上の完敗でした。前日に広陵から13点奪った高陽東打線、むしろよく5点で済んだなという印象。打線が1点も取れなかったのが想定外。チャンスであと一本がでなかったのも痛いけど、それ以前に、序盤でヒットが出なかったのが痛かった。早い回で一本打ててたら乗っていけたんだろうけど、昨日からの流れを上手く抑えこまれてしまった。
7回か8回に、ノーアウトからランナーが出て、「さあこれから」というとこで、三振+守備妨害で一気にツーアウトとなってしまったので、完全に高陽東ペースに。最後は永川が一人だけに投げ、格の違いを見せたけど、もはや手遅れでした。本調子の永川を甲子園で見たかった…
30人ぐらいのチアときれいにそろったブラバンの演奏で応援する高陽東に対し、手作り応援の感があった三次、同じ公立校でも、強豪校とはこんなに違うのかと思わされました。しかし、43年ぶりの三次の奇跡に、平日にもかかわらず多くの観客が訪れ、応援していました。力及ばず敗れてしまったけど、その奮闘振りはまさに高校野球でした。
試合後、近くにいたお客さんが言っていた「また良い夢を」という言葉が心に残る、三次高校の活躍でした。高陽東さんよ、甲子園であっさり負けて帰ってきたら許されんよ。