なぜなら、彼は難聴だから。
彼が高校の時に書かれた本があるということで、さっそく図書館で借りてきました。題名は「サイレントK沈黙のマウンド 野球に生きる横浜商工・難聴の左腕エース」。
まだ最後まで読んでないのですが、印象に残っている部分があるので、書き抜きます。
〜小学5年生の時の話 先生が「石井くんは、補聴器だけでなく、口の動きや表情を見て、話を理解しています」と言うと…〜
それじゃあ、実際にやってみようということになって、男の子が僕の目の前に来て、声を出さずに口だけ動かして言葉を言いました。
「お・ち・あ・い」
読売ジャイアンツの落合選手だ。そう読み取ったぼくは、まず、
「おちあい」と声に出して答え、それから黒板に「おちあい」と書きました。
〜…この出来事の後、クラスの女の子たちが話しかけてくるようになりました。〜
か、監督じゃないですか!まさか落合監督が、石井と女の子とを取り持つ助けをしていたなんて…いいすぎ?
横浜でなく中日に指名されたのもこの時からの運命だと思って、ぜひとも大活躍してください!