
仙台・福岡・名古屋・横浜・広島の各球場の周辺を、ちょっと淡白ですが、地図化してみました。
それぞれ4キロ四方となってますが、街の中心部を同じ地図に入れるため、球場を中心とした地図にはなっていません。また、凡例では道県庁となっていますが、これは初めは札幌も地図に書いていた名残です(汗)
なぜこれを書いたかというと、ヤード跡地移転という話がでる際に、中心部の空洞化ということが言われているからです。移転したらどれだけ中心部から離れてしまうのか、ほかの球場はどうなのかが気になったからです。
現在地にある利点として、観戦の行きかえりに買物に寄れるということがあります。広島の商業の中心は、地図で言うと、本通から八丁堀のあたりとなっています。広島駅からのアクセスを考えても必ず通るところであり、球場の影響というのは少なからずあったでしょう。本通商店街では、現在地建て替えに向けての署名も始まっているようです。
一方、ヤード跡地は広島駅から約1キロと、駅からの距離としてはナゴヤドームや福岡ドームと変わりません。しかし、広島駅周辺は再開発が遅れており、ヤード跡地移転派には、球場建設とともに周辺の再開発への期待の声も上がっています。
先日の記事でのCoplandさんのコメントで思ったのですが、現在地に建て替えの場合、横浜と同じように、球場としては見やすくないものの、立地は抜群ということになりそうです。
ただ、ここ最近の広島は、郊外に大型店舗がどんどんできており、中心部の空洞化が言われていますので、現在地=立地良しという関係がいつまで言えるのか、ちょっと不明ですが。移転により、さらに空洞化が進むという声もありますが、実は
郊外というほど外ではないことは地図からもわかります。球場・駅周辺の開発と、現在の球場の移転後の再開発をうまく組み合わせることができれば、魅力ある街づくりができるとは思うのですが。
こうやって理想を述べていますが、正直今の広島市にここまでの期待はできません。市がヤード跡地に球場をつくりたいのは、さまざまな事情があるようですし↓
球場建設地の転換 唐突にすぎはしないか(中国新聞)>もともと市は、ヤード跡地志向が強かったという見方がある。先行取得したままの土地で、年間一億三千万円の借入金利息がかかっている事情が底流にあるからだ。球場建設の主体として特定目的会社(SPC)構想が消え、公設民営の方向が固まってから、市は「できればヤード跡地に」と傾斜したようだ。どこに決めるにしろ、ちゃんとファンや市民や球団や選手の声を生かしたものにしてほしいと思います。今はあまりにも説明不足ではないかと感じています。中でも建て替えの報告書が1つの建設コンサルタントの意見だけってのがなんだか怖いんですよ。実は、もっと安く、球場の形状も上手くつくれるけど黙ってるんではないか、なんて。
posted by クラーク at 02:15
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広島新球場問題